[JPN] Nagasaki University Releases Simulation Results on Global Nuclear Weapon Damage
NBC
NBC (Nagasaki Broadcasting) covered an APLN-RECNA-Nautilus joint report titled “Humanitarian Impacts of Nuclear Weapons Use in Northeast Asia: Implications for Reducing Nuclear Risk.” The original article is on the NBC website (with video).
核兵器使用のリスクが世界的に高まる中、長崎大学核兵器廃絶研究センター レクナが、『いま、この世界で核兵器が使用された場合』に想定される 被害のシミュレーション結果を発表しました。
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RECNA 鈴木 達治郎 副センター長:
「核兵器を持っている指導者の方に、核兵器を使用することのリスクを直視して頂きたい」
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レクナは2021年度から海外の研究機関と共に『北東アジアにおける核使用リスクの削減』プロジェクトを立ち上げていて、昨年度は 核兵器が使用された際に想定される “被害の程度”を、5つのケースでシミュレーションしました。
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シミュレーションでは『北朝鮮によるアメリカへの核の先制攻撃』や『テロリストによる核使用』『ウクライナ紛争を巡りロシアが核兵器を先制使用』するケースなどを想定しています。
▼北朝鮮がアメリカに核を先制使用した場合、アメリカの応戦と合わせて3発使用され、1万1,000人の死者
▼ロシアがアメリカに核を先制使用した場合は、8発が使用され、29万人の死者
最も大きな被害が想定されたのは、台湾をめぐり、中国とアメリカが核兵器を使用するケースでした。
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想定では 中国が核兵器を先制使用し、アメリカと中国が互いに軍事施設などを攻撃。合わせて24発もの核兵器が使用されるとしています。
これによる直接の死者数は260万人と推定されました。
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『核抑止』という考えが広まる中、レクナでは核兵器の危険性を改めて認識すべきとしています。
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RECNA 鈴木 達治郎 副センター長:
「地域的問題をに基づく核紛争ですが、これが数時間、数日のうちに世界的な核戦争に発展する可能性がある。
核戦争のシミュレーションを行うということは被爆地にとってはすごくつらいことである。その意義についても我々は真剣に考えて、被爆地だからこそ今核戦争が我々それをメッセージにつながるのではないか」
研究グループでは『核の使用を回避』するためには、長崎・広島の被爆の記憶に 最新のデータを加えることで、改めてその危険性を見直すと共に『国家間がコミュニケーションを重ねることが不可欠だ』としています。